父親として、母親として、夫婦として


お恥ずかしい話、私は以前は優しい妻・・・・・・だったと思います(笑)

しかし、子どもが生まれてからというものの、子どもには優しくできるのに、夫には「自分のことくらい自分でやって」と言ったり、けんかしてせっかく謝ってくれても、過去の話を持ち出して責めたりと、ああ言えばこういうような態度を取ってしまっていました。

 

かくいう夫はとても優しい人です。人の悪口も言わず、誰にでも親切です。そんな夫が、いつしかキツく言い返したり、怒鳴ったりするように・・・・・・変わってしまったと思っていた夫、けれど、その原因は自分だったのです。

私がいつも無礼な態度ばかりとっていたために、夫の中で、私に対する見方や、私の発言への捉え方に誤解が生まれやすくなってしまっていたのですね。これは他でもない、私自身が変わらなければ、夫との良好な関係は戻らないと確信しました。

 

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子どものために夫を立てる妻を頑張ってみたら、気持ちの変化が・・・・・・!?

父親を尊敬できる子どもを育てるために、夫を立てようと、夫の「いいとこ探し」を続けていくと、不思議と夫に対する自分の中の感情が変わっていきました。

 

今までマイナスにばかり捉えていた夫の行動があまり気にならなくなってきたり、このくらいのこと、言って嫌な気持ちにさせるくらいならわざわざ言わなくてもいいかと思えるようになったり・・・・・・小さなことに腹が立たなくなり、夫のことを、素直に受け入れられるようになってきたのです。

 

これは我が家に大きな変化をもたらしました。夫が今までしなかった家事を、少しだけ手伝ってくれるようになり、また前の穏やかで優しい夫に戻ったのです。

 

悪い出来事は人のせいにしてしまえば、自分の中では簡単に終わらせることができます。しかし、それはどこかで、人とのわだかまりを生んでいるだけで、根本的なことは何も解決できないのです。

 


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試練で自分の非に気づく

人生に起こる人間関係などの辛い出来事は、自分の中の足りない部分を補うための試練だ・・・・・・なんて、若い頃に聞いたことがあります。この言葉にはたくさん救われました。辛いことがあっても、いつか自分の糧になると思えたからです。この経験があったから、自分を客観的に見ることができる。同じ思いをしている人の味方になれる。経験がなければ、その苦しみを知ることはできません。心を豊かにできます。

 

しかし、起こったことを人のせいにしてしまえば、割り切るのは簡単で、楽に済むように思えます。ただし、得るものはないでしょう。むしろ、失うものが増えるかもしれませんね。

 

確かに夫との言い合いのけんかは、決して気分の良いものではありませんでした。「なんで分かってくれないの?」「なんでそんなこと言われなきゃいけないの?」・・・・・・思い返してみると、全部、夫のせいにしていました。自分はどんな言葉をかけただろう?自分は夫の言葉に耳を傾けた?こう考えると、自分ばかり正当化していたなぁと思い知ったのです。

 


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変わるべきなのは“自分”

相手はもう大人です。「三つ子の魂 百まで」と言われるように、生まれ育てられた環境で、根本の性格はだいたい決まっています。よっぽど自分の心に響く何かがなければ、持っている性格は変わらないでしょう。

 

そうなった時、変えられるのは自分だけです。長く生きる相手ほど、変えるのは難しいのです。でも、今更どうやって相手に優しくすればいいの?と思われる方。私もその一人でしたが、そういう方に<子どもの前で夫を立てる>というのは、オススメの方法でもあります。面と向かっては言いづらいことも、子どもを介してなら、言える気がしませんか?笑

 

子どもに「お父さん、優しいね」「お父さん、頑張ってるね」と言っていると、身の回りのことも、イヤイヤではなくだんだんやってあげたいなと思うようになってきます。不思議なものです。そしていつしか、相手を愛おしく思い、かける言葉も変わってくるのです。時間はかかるかもしれませんが、どうか、素直な気持ちで受け止めて実践していただけたらなと思います。

 

仲の良い夫婦は、子どもにとって最高の幸せです。

読んでくださった皆さんが、幸せな夫婦でいられることを、願っています。

 

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