「今年は子どもが産まれたので年賀状で出産報告をしよう」と思っていたはずが、親族が亡くなって喪中になる場合もあります。故人を思い出してつらい時間もあるものの、出産の喜びもひとしおで出産報告のはがきを出したいという方は少なくありません。
今回は、喪中だけど出産報告をしたい場合のマナーを紹介します。
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喪中時に年賀状は出してよい?
まずは「ご自身が喪中か?」を確認しましょう。
一般的には、自分を中心として1親等(父母、子ども)、同居している2親等(兄弟姉妹、祖父母、孫)が亡くなった場合に喪中になります。喪中の範囲や期間は地域や家庭によって異なりますので確認してみてください。
喪中の時には、年賀状を出さないのがマナーです。その代わりに、喪中はがきを出します。
喪中はがきには意味があり、「親族が亡くなりお祝いごとは控えています。今年は年賀状は出しません」ということを表します。
そのため、喪中はがきに出産報告などお祝い事を添えるのはやめておきましょう。喪中はがきは、身内に不幸があり喪に服していることを伝えるためのものです。出産などの嬉しい話が混在していたら受け取り側も混乱します。
出産報告はどうする?
喪中でも子どもが生まれたことを報告したい場合は、次の方法をとってみましょう。
1.SNSやメール等で報告する
いつも使っているSNSで写真付きで報告するのも手軽で早いでしょう。
出産という一大イベントがあると、はがきを出したくなるものですが、喪中であればSNSなどのいつものツールを使うのもおすすめです。受け取った側も早めに出産報告がもらえて嬉しいのではないでしょうか。
2.季節の挨拶に出産報告を添えて送る
年賀状を送る時期の前後には、ちょうど「寒中見舞い」や「クリスマスカード」といった季節の挨拶を出す時期にも近いです。これらの季節の挨拶に出産報告を添えて送る方法もあります。
寒中見舞いで出産報告をすることはマナー違反ではありません。ただし、相手が喪中の場合には、出産報告はしない方がいいでしょう。
3.喪中を終えてから出産報告はがきを送る
喪中を終えてから「出産報告はがき」として出すという方法もあります。
はがきの目的が出産の報告なので、子どもの写真を大きく載せてお祝い事を明るく報告することができます。
4.来年まで出産報告を見送る
翌年の年賀状で「1歳になりました」と報告するのも手です。
少し時間が経ってしまいますが、相手が喪中であることを知っていれば理解してもらえます。
いかがでしたか?
お子様が生まれて嬉しい気持ちはよくわかりますので、報告する相手との関係を考えて手段を選ぶのもスマートですね!
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